2016年6月30日(木)放送、フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」
20時00分~21時54分

実録国内便ハイジャック!乗員乗客364人を救え航空パニックSP



日本初の飛行機ハイジャック「よど号ハイジャック事件」が、1970年3月31日に起きてから、ハイジャック事件は多発した。


その理由は日本の新左翼過激派によるテロ事件。


連合赤軍や共産主義者同盟赤軍派の「日本赤軍」はあさま山荘事件やよど号ハイジャック事件などのテロを繰り返し、革命を起こせると本気で信じていた。日本赤軍が解体されても、「思想」は誰でも持っているもの。思想は宗教という形で昔から存在し、外国では宗教戦争も起こっている。洗脳やマインドコントロールの手法を確立させ、「人が不安になる」物事につけこみ、ちょっとした些細なことで、たまたま不安に思っていたタイミングに宗教と出会うことでハマってしまう。



社会問題だけが理由で宗教にはまるわけではなく、カルトとそれ以外の宗教を見分けるすべは基本的に結果が出た後しかわからないのが現状だ。




今回取り上げられる「全日空857便函館ハイジャック事件」は、犯人がオウム真理教の信者を名乗り、ハイジャックして、日本で初めて、警視庁の特殊部隊SATが強行突入が実施された事件。


放送される前に、事件の真相を公開する。


・事件概要

1995年6月21日。
乗員・乗客365名が乗った全日空857便、羽田空港から函館行きの便。
飛びたった上空で水平飛行になり、客室乗務員が乗客に飲み物を配ろうと、席をたったその時、一人の男が行動に移す。その男はバックにナイフを突きつけ、「静かにしろ」とバックの中身を見せ「これが何かわかるな?」と白い透明な袋に液体が入っているものにナイフを突きつけている。


その時の客室乗務員はある事件が頭によぎった。


それは日本を震撼させた「地下鉄サリン事件」

o0450038313250806458

1995年3月20日に、東京都の日比谷線などの地下鉄で、宗教団体のオウム真理教が起こした神経ガスのサリンを使用した同時多発テロ事件。そのニュースは連日放送されてため、白い透明な液体を見た瞬間に「サリン」が頭をよぎった。


犯人は「おとなしくしていれば助けてやる」と脅し、365人を人質に航空機内に立てこもった。
機長から航空基地にハイジャックされた連絡が入り、すぐさま警察にハイジャックの一報が入る。時の官房長官・国松長官から北海道警察の伊達興治(おきはる)本部長に直接連絡が入り、現場指揮を命令。



すぐに150キロ離れた函館空港にすぐさま向かい、現地に捜査本部を設置。
犯人の要求は「函館についたら、飛行機を羽田に戻せ」という意味不明な要求以降、一切機内の状況が把握できずにいた。緊急な機内の情報収集が求められたが、犯人からの要求が一切ないことに、警察は犯人確保するための対応することができなかった。


犯人の肉声、感情の口調などわかれば犯人の心理が読み取れるのだが、行動の意図が読み取れないことに警察は動くことができなかった。



テレビではこのハイジャックされた事件を速報で報道。
オウム信者が刺激され、テロ行為に及ばないように交通規制や検問で函館空港へ向かう道路を厳重に警備することしかできなかった。



その頃、機内では犯人の指示により目と口に粘着テープをつけさせ、東京に戻るように執拗に客室乗務員を介して要求。犯人は自称・オウム真理教の小林三郎(こばやしさぶろう)と名乗り、函館についた飛行機の中で「爆弾をもっている」と燃料を入れ、執拗に東京へ戻るように指示した。



警察は犯人の意図が判らない以上、要求通りに燃料を入れることが出来なかった。
時間だけが過ぎ、サリンとプラスチック爆弾を持っているので手出しができない状態。さらに乗客の中に心臓発作を起こし痙攣をおこしてしまった者もあらわれた。
bandicam 2016-06-30 03-05-12-749


警察は直接交渉にこだわったが、犯人は頑なに要求を拒否。機内への飲料・食料等の補給、体調の悪い乗客の一部解放など一切拒否した。なんとかして犯人の状況を把握したい警察は、オウム信者という言葉に惑わされて手出しができない状態が続いていた中、SATが集結させていた。


ドラマ「踊る大捜査線」でも登場するSAT。
cap199

「Special Assault Team」の略で「特殊急襲部隊」日本の警察の対テロリスト特殊部隊。現在は北海道警、警視庁、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、福岡県警、沖縄県警にSATは存在しているが、内部情報は公開されていない。


よくSIT(刑事部特殊捜査班)と間違われるが、SITはと主に誘拐や立てこもり事件などの解決にあたるために出動する部隊で「犯人への射撃は極力行わずに逮捕すること」が任務。SATは主にテロ・ハイジャック事件などの解決にあたるために出動する部隊で、犯人が銃器を所持していたり、「SITでは対処しきれない事件」などでSATが出動する。

SATは犯人逮捕より、事件収束させることが任務。
状況によっては、ハイジャック等に巻き込まれた人達の安全を確保しつつ、状況打破のために「犯人射殺はやむを得ない」突入の前提としている。


その頃、機内の乗客は、犯人が一人だという事、緊迫した状況でないことから、携帯電話で外部に連絡し状況を伝える事に成功する。その人物は女優の加藤登紀子と一緒に乗っていたバックバンドのメンバーの告井延隆。告井延隆が携帯電話で機内の様子を正確に伝えることができたので、SAT突入することを決断された。


そして、「給油ができない」と伝えると、犯人は激しく動揺。
イライラが募る犯人は乗客がトイレに立とうとしたときに、制止しようとした時にナイフが足に刺さってしまい、流血してしまう。客室乗務員が手当てをするように告げられると、この情報も外部に伝えられると、突入のタイミングと判断された。



ハイジャックされてから11時間。
乗客の体力は限界とと判断しSAT突入を決意。


乗客は機内後方に固まっていることを知らされていたことにより、左右3か所から突入をしようとしたが、この時、マスコミ各社が生放送で飛行機を映し続けていた。そのため、突入する姿が犯人にばれてしまうことを危惧し、カメラから見えない位置からの3か所に変更して突入するしかなかった。何度もシュミレーションされ、突入の指示をまった。



ハイジャックされてから15時間たった午前3時42分の深夜。
一瞬のうちにドアをこじ開け、3方向から突入を開始。この時、犯人が持っていたサリンと思われるバックを客室乗務員が勇敢にも奪い、犯人は逮捕される。この突入で、乗客一人がけがをしたが、命に別状はなかった。
bandicam 2016-06-30 02-59-30-765



・犯人は誰なのか



この函館ハイジャック事件の犯人は、精神疾患うつ病を患っていた東洋信託銀行(三菱UFJ信託銀行)行員で当時53歳。名乗っていたオウム信者でも小林三郎も偽名だった。


その後の週刊誌によると「オウムの信者が逮捕者を奪還するためにハイジャック計画」を見て、衝動的にこれを真似ようと起こした精神疾患の男は、民事でANAから5300万円の賠償金を請求。裁判で1997年3月21日に懲役8年の実刑判決を受けている。(求刑15年)



・日本は精神疾患の犯人に厳しい



精神疾患の人が犯罪を犯しても無罪になるニュースが報道される。

しかし、日本では過去にフランスで殺人を犯した心身喪失状態で「責任能力がない」と不起訴処分を下し、精神病院入院させた犯人を、日本に帰国後、再鑑定して「責任能力を問える」鑑定結果が出している。

フランスが不起訴処分を下してる為、捜査資料の提供を拒否されて断念したが、もしフランスが拒否しなかったら、殺人罪で刑務所に入っていた。いくら精神障害、疾患抱えても、心身喪失が認められるのは極僅かで、責任能力有りで有罪になる。

ただ、人権問題になるため、精神疾患のこの事件は名前の公表は一切されておらず現在に至る。アンビリバボーでは事件の真相と犯人について当時を状況を鮮明に放送される。

1:

1: