2016年12月6日、動画共有サイト「YouTube」に「佐川急便の配達員の荷物を投げつけ」動画投稿され、佐川急便が事実を認め、どの配達員か特定したと正式にコメントを発表した。




ネット通販などで良く配達に使われる日本三大配送業の佐川急便。


一般的な印象といえばヤマト運輸と並ぶ大手運送業でで体育会系、会社での人間関係は上下関係でブラックな対応がニュースになった過去もあるので厳しいイメージがある。そんな佐川急便に何があったのか?


今回は動画の経緯を説明する。

■目次

佐川急便とは
佐川急便の配送員が荷物叩きつけ動画
佐川急便の配送員の苛立ち
佐川急便の配送員への批判

佐川急便とは





佐川急便株式会社は、本社を京都府京都市南区に置く日本有数の大手運送業者で、SGホールディングス(持株会社)の子会社。サービス名(商品名)が佐川急便だったが、現在は「飛脚宅配便」に変更されている。


トレードマークは赤ふんどしをした「飛脚」
佐川急便02

過去には、この飛脚を触ると願いが叶うという噂が広まり、走行中の車に触ろうとする人が増えたため、公式に「触っても願いは叶わない」とニュースで報じられてことがあり、この騒動がきっかけか現在のマークに変更された。

佐川急便04


佐川急便の運送についてはエリアによって違うが、車両は一人一台ではなく、1コース1台与えられる。運行管理という部署でタコチャート等で管理。洗車の管理は各自するので、ライト切れ、ウィンカー切れは各自で取り換える。

時折、運行管理チームがバックライトやウィンカーの球を外したりし、運行前の確認を各自で行う。さらに、メンテナンスは佐川自工という子会社が担当しており、オイルなど運行管理チームが走行距離で確認。メンテナンスの車両を佐川自工に指示する流れになっている。



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佐川急便の配送員が荷物叩きつけ動画





12月6日午前11時50分、撮影者はマンションのベランダから撮った映像には、マンションの前で、佐川急便の配達員がイライラしながら荷物を蹴ったり、放り投げたりと手荒に扱っている様子が映っていた。



余りにも物を蹴ったりしているので、通行人が振り返るほど驚きを見せている。

この配送員は佐川の青い横じまのユニフォームを着ているので、佐川急便の配送員だとネットが炎上。問い合わせが殺到したことで、佐川急便が配送員を特定したようだ。




佐川急便の配送員の「配達中」の出来事を認め、さらに本人から事情を聞いており、配達員の男性は「身勝手な感情でやってしまった。いろいろなイライラが重なっていた。反省している」と語っているという。


現在、この配送員は担当を離れ、事務作業へ回されて反省中。そして、佐川急便の配送員が扱った荷物は、未配達の記録が残っておらず、「返送の記録はない」ので、「配達は完了している」と、蹴った荷物をそのまま渡していることも明らかにした。




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佐川急便の配送員の苛立ち




実際は、佐川急便の宅配は殆どが委託(下請け)(最近、ヤマト運輸も委託を開始)

基本、トラックに乗っている社員のドライバーは、商業用の荷物を運んでいて、個人宅宛の荷物は委託の宅配さんが運んでいる。

この配送員の宅配のストレスはすごいらしい。
運転、運搬をすべて一人で行い、重い荷物を運んでも、「不在」だったときのストレスは半端ではない。当日に着いた荷物は、日にち指定が無い限り、全部一度は運ばなくてはならず、その中に時間指定という物もある。


時間指定の物は、その時間内に配達出来ないと会社からペナルティーがある。


時間指定なのに不在というのは日常茶飯事で、不在票を入れて暫くしてからセンターから再配達の依頼連絡ということはよくあること。それで持っていっても不在というのが本当にありえる。


佐川急便の配送員は、この何度も最初車に荷物を積む時に時間指定の荷物を分けて置いて、だいたいのシュミレーションをしてから出るので、慣れないと、必ずと言っていいぐらい途中で「パニック」になる。

そんな中、水とかの重い荷物を高い建物の上階に届け、そして不在と分っていても一度は運ばないといけない。(エレベーターが無い建物は都会には多い)



なので、配達員はやってはいけない事だけど「荷物にぶつけてしまった」。だけど、最終的には荷物を拾っていたので、あの状況の中でも比較的「中身が大丈夫そうな物」を選んで投げていたと考えられる。




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佐川急便の配送員への批判




もちろん、日本三大運送会社の一つの配送員がする行為ではない。

実際、佐川急便は他に比べて人手不足で、なおかつ最大のライバル、ヤマト運輸に対抗し、給料を下げ、サービスを求められ、その上不在だったりするとまた配達しないといけない(基本的に不在だった場合再配達は同じドライバー)


おそらく、ヤマト運輸は今回の事件でほくそ笑んでいるだろう。


忙しい中、重い荷物を上の階まで持っていき、不在。


「これ何度目だ?やってられるか!」
と嫌になった瞬間、荷物を叩きつける前に「もしこれが自分に送られてくる荷物だったら・・・」と想像すると、こんな行為にはならない。ここまでしたら、箱などに傷やへこみができ、中身が完全な梱包であれば補償対象外にもなる。



だが、散らかったり飛んでったものを全部回収してる辺り、以外とこの配送員はまともなのかもしれない。荷物を粗末に扱うことは、「最低」な行為だが、この過程に至った会社にも原因もあるだろう。


佐川急便は、大きいものも小さいものも 一つの伝票で一人のドライバーで運んでくれるシステムを改善しないと、いくら配送員を処分しても、同じことは繰り返されると考えられる。


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