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2016年12月30日(金)放送、フジテレビ系列・金曜プレミアム「逮捕の瞬間!警察24時」
歳末SP~2016
21時00分~22時52分



フジテレビで放送される年末恒例「警察24時」
今回は放送開始して22年の歴史の中で唯一、実際に起こった誘拐事件の一部始終を再放送される。




警察の逮捕の事件を報道するのには基本的にマスコミはモザイクをかけない。
「モザイクをかけないこと」で人権問題に発展しても、警察発表に基づいて報道しただけでテレビ局に責任はない。(文句があるなら発表した警察に問題がある)」と、言い逃れできる。

一方、警察24時等のような番組は警察の正式な逮捕発表せずに容貌を撮影・放送しているので、訴えられればテレビ局が負ける可能性がある。(人権保護というか訴訟対策として)


今回もモザイクと実名を隠し報じると思われるので、事件の全容を先行して紹介する。


■目次

2009年に起った三重県の少女誘拐事件
犯人の与後茂樹の当日の行動と動機
犯人の与後茂樹とのカーチェイス
与後茂樹のその後


2009年に起った三重県の少女誘拐事件




与後茂樹5


2009年、三重県でフジテレビが密着取材中の捜査車両に「少女が誘拐された」という緊急無線が入る。その連絡を受け、3県に緊急配備が敷かれ、約50台の捜査車両が少女を乗せた車を追跡。


すでに犯人は三重県鈴鹿市の与後茂樹容疑者(当時38歳)はだと、逃走車両のナンバーから特定されていた。


与後茂樹は女児3人連れ去り、事件発生から14時間、緊迫のカーチェイスへと展開する。




与後茂樹は、人材派遣会社の寮に住み込みながら職を探したが失敗。与後茂樹は結婚していたが離婚、事件数日前に、元妻の勤務先から強引に給料を手に入れようとしたが失敗していたこともわかった。その後も住居はなく、公園に止めた車で暮らし、 定職はなく金に困って挙句、身代金目的で誘拐事件を引き起こしていた。 




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犯人・与後茂樹の当日の行動と動機




2008年11月21日午後4時、三重県鈴鹿市内の公園で遊んでいた少女たちに「道が分からないから教えて」と最初に当時小学4年生を乗せようとしたが、一緒に遊んでいた1年生(7歳)、2年生(8歳)の2人に制止されたため、結局3人全員を強引に車に押し込み逃走。誘拐された少女3人は連れ去る際の住民の目撃情報で通報が入り事件が発覚。


早い段階で与後茂樹と特定されていたため、短絡的な犯行だという事が伺える。




警察が通報をうけ、行方を追跡を開始してから22日午前4時15分、岐阜県海津市内で岐阜県警のパトカーが与後茂樹の車を発見したと緊急連絡が入る。



そこに取材班が乗った捜査車両も追跡。信号無視や危険運転を繰り返しながら逃走をはじめ、その追跡はパトカー50台になっていた。警察は同乗する女児3人の身の安全を第一に、四日市市内の袋小路に追いつめる作戦を展開。



そして、11月21日22日午前5時半、約14時間の警察車両約50台の追跡の執念で、最後は袋小路の路肩に車が乗りあげたところ、確保される結果になった。

与後茂樹4


与後茂樹



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犯人の与後茂樹とのカーチェイス




警察24時ではたまに犯人を追跡するカーチェイスが放送される。

警察が追って、もし犯人が逃走の際に他の車にぶつけ「逃走のために意図してぶつかった」のであれば「器物損壊罪」や「傷害罪」、「安全運転義務違反」(パトカーから逃げている時点で安全運転もないが)や「過失運転致傷罪」、運転の状況によっては「危険運転致傷罪」などまとめて罪を加算させ起訴できる。

2009年ではまだ警察は執拗に犯人を追跡したが、今の警察は、一定時間以上の追跡は危険と判断して、追跡を中止することが多い。

その理由は追跡中のパトカーなどが事故を起こす事件が増えたこと。(過去には交通違反車両の取締りにあたっていた白バイが、違反車両追跡を始めたところ、脇道から出てきた車両と衝突し白バイ隊員が亡くなっている)


追跡が危険と判断したら、追跡は中止をすることが事故を起こさせない最善策になる。
しかし、犯人や被疑者を逃すことで、更なる犯罪が行われる可能性もあるから、早期の身柄確保をしなければならない。なので、逃走を許すことによって起こる二次的被害を考えると、判断は難しいといえる。



過去の警察24時の番組で、追跡中のパトカーが「これ以上の追跡は危険」と判断し、助手席の係長が、運転員の巡査に「追跡は中止」と指示を出したところ、目を潤ませて悔しがる姿が放送されていた。その悔し涙に上司は部下の気持ちを察し「周囲への危険防止に配慮した」と語っていた。


無理に追跡しなくとも、ナンバーは車載カメラで捉えて、追跡中止した場所から周囲のNシスを調べれば、逃走経路もわかる。緊急ならば、ヘリを飛ばすパターンは警察24時でもお馴染みだが、そこまでのことはなかなか起らない。


なので、与後茂樹の三重県少女誘拐事件は当時でも珍しい大追跡だったことがわかる。





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与後茂樹のその後




与後茂樹は刑法224条の未成年者略取及び誘拐罪に該当し「未成年者を略取し、又は誘拐した者は、3月以上7年以下の懲役に処する」という判例がある。



略取・誘拐罪は、人を略取若しくは誘拐する行為で、日本の刑法ではこれは犯罪(刑法224条から 229条)

略取とは、暴行、脅迫その他強制的手段を用いて、相手をその意思に反してこれまでの生活環境から離脱させ、強制的に自分や第三者の支配下に置くことを言い、誘拐とは「ウソ」や「誘惑」などの間接的な方法で相手方をだまして連れ出し、自分や第三者の支配下に置くこと。

民法によって定義される20歳未満を未成年者になるので、未成年者略取及び誘拐罪になる。


身代金目的での犯行だが、身代金を要求できていないので、刑法224条だけの罰則になっており、逮捕された与後茂樹は、懲役4年(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡されているので、すでに刑務所での服役を終え、更生し与後茂樹は社会復帰していると思われる。



今夜の放送では、卑劣で短絡的な犯行を行った与後茂樹事件の全容を公開。二度と同じ事件が起こらせないため、当時の警察の大追跡を放送される。





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