風の谷のナウシカ

2017年1月13日(金)放送、日本テレビ系・金曜ロードSHOW!「風の谷のナウシカ」
21時00分~23時24分





3週連続ジブリ祭りの映画第一弾となる「風の谷のナウシカ」



宮崎駿監督が世界的に有名な監督となった作品「風の谷のナウシカ」は、本当はアニメが作りたくて、自分のなかでアイデアや企画はたまっていくのに作れない日々の葛藤のなか生まれた。



「風の谷のナウシカ」は宮崎駿が「トップクラフト」に在籍していた時に制作され、ナウシカの後、「天空の城ラピュタ」制作時にトップクラフトが解体し、スッタフをそのまま移行する形でスタジオジブリが設立された。



なので、スタジオジブリの最初の作品は「天空の城ラピュタ」


スタジオジブリは元々、宮崎駿と高畑勲に長編アニメ映画を制作させる為の母体として徳間書店が出資して、当時の徳間書店社長のトップダウンで作らせたアニメ制作スタジオ。


「風の谷のナウシカ」の今の著作権者はスタジオジブリになるので、ジブリブランドとして扱われているが、「スタジオジブリが存在しない時の作品」になるので事実上ではジブリ映画とはならない。


その「風の谷のナウシカ」ストーリーについて、よくわからない箇所が多く「ナウシカは結局何を目指しているのか?」



映画は「風の谷のナウシカ」、調べてみると映画では「原作の一部にすぎない」ことがわかったため原作の最期の結末、原作を読むとわかるその後の世界を先行して紹介する。



■目次

「風の谷のナウシカ」あらすじ
「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵
「風の谷のナウシカ」都市伝説
「風の谷のナウシカ」原作との違い
「風の谷のナウシカ」原作の結末

「風の谷のナウシカ」あらすじ





「火の七日間」と呼ばれる大戦争から1000年。

人類は、有毒な「瘴気」を吐き出す木々が生い茂る「腐海」とそこに棲む「蟲」たちにおびえながら暮らしていた。「腐海」のほとりにある「風の谷」は、平和な小国。

しかしある夜、軍事大国・トルメキアの巨大船が谷に墜落。船に囚われていた工房都市国家・ペジテの王女・ラステル(冨永みーな)は、救出に向かった風の谷の姫・ナウシカ(島本須美)に「積み荷を燃やして」と言い遺してこの世を去った。

「積み荷」とは、「火の七日間」で使われた人型兵器「巨神兵」。ペジテの地下深くで発見された最凶の兵器をトルメキアが略奪、運搬の途中で船が墜落してしまったのだ。程なくして、トルメキア軍が巨神兵を追って風の谷にやってくるが…


公式サイト




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「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵




風の谷のナウシカに登場する巨神兵。

映画を見ても一体何なのか?詳しい説明がされていないが原作にはその説明があり、 巨神兵は人類が作った「生物型兵器」。

風の谷のナウシカ2


巨神兵自体が目的を持って「世界を滅ぼした」ではなく、世界が滅んだのは巨神兵を作って起動させてしまったことで世界が滅んだ。現代でいう核兵器ボタンのようなものを作動させてしまったことになる。

つまり、核戦争が始まり、世界が滅んだことを「巨神兵」という「生物型兵器」として表現している。


劇場版では「胎児の状態で千年眠っていた」設定になっているが、原作では超硬質セラミックの骨格のみで肉も臓器も存在しない状態。「腐るべき肉がまだ生成されていない状態」だったので、「千年腐らずに保つ事が出来た」設定になっている。



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「風の谷のナウシカ」都市伝説




ナウシカ原作の100年後の未来が「on your mark」という作品だといわれている。





この作品に登場する人類は、ナウシカの祖先であり、戦争で勝ち残った新人類。
汚染された大気での生活が必要であり、完全に浄化された環境では生きられない。「on your mark」に登場する放射能マークの付いた建物は、「外からの放射能から守るため」ではなく、「建物の内側に放射能を発して」人類の生活環境を整えている。



逆に、その状況下では生きられないのが「天使の少女」。


彼女こそが旧人類の祖先になる。

作中で、おそらく旧人類の技術を使った研究の実験体と主人公たちに救出されている。原作では外の大気の汚染のために新人類が生まれた。「100年」という年月をかけ浄化が進み、逆に新人類は外の新鮮な環境に適応できなくなってしまった。


そのため、旧人類の技術が必要となり、その実験で誕生したのが「天使の少女」。



最後は主人公の二人が施設から連れ去り、救出し、外の世界の綺麗な大気の空を飛び回るとこで映像は終わっているが、主人公の二人は新人類なので新鮮な大気には適応できずに亡くなってしまう。(作中では車が停止する表現で表れている)




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「風の谷のナウシカ」原作との違い





映画は、原作1巻~2巻の途中までをもとに、変更を加えて完結している。



映画のエンディングでメーヴェ(ナウシカが乗っていた白い乗り物)を村の沢山の子供が乗っているシーンがあるが、原作では、あれに乗るのは「風を読む特別な力」が無いと乗ることは出来ない。風の谷の言い伝えでは、「あれに乗ることの出来る人は、同じ時を生きる人の中に一人しかいない」と語っている。



原作では、土鬼(ドルク)という一大国家(仏教的な文化で、神聖皇帝が支配している広大な土地を持つ)に、トルメキア王国が戦争を行う「トルメキア戦役」という戦争に、腐海のほとりに存在する辺境諸国(風の谷、ペジテもその一つ)が盟約でトルメキア軍に参加。



その戦争の中で、「腐海の謎」、「土鬼の神聖皇帝の謎」が明かされていく。



映画なかで大ババ様が「王蟲(オーム)によって国が滅んだ」と語っているが、その王蟲に原作の中では襲われ、「大海嘯(だいかいしょう)」 という王蟲の群れがあらゆるものをぶち壊して進み続け、飢餓で果てるまで走る。


人類が王蟲などの生息域である腐海へふみいると、この現象が起こるので、ナウシカのいる風の谷は「エフタル」という大きな国だったのが、この現象のためにいくつかの小国になったと説明される。

 
風の谷のナウシカ3

映画には出てこなかったキャラクターが非常に多く、映画とはだいぶ違った重々しい内容になっていて、巨神兵も兵器ではなく自らの意志を持つようになる。



他にも、トルメキア軍の姫には、三人の兄がいて、権力争いが行われている。その後のトルメキアの敵国との戦いと、権力争いも描かれている。



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「風の谷のナウシカ」原作の結末




ナウシカはソ連の「共産主義の崩壊」に影響を受けた宮崎駿監督が「その土地に住む人間が、その土地のものだけで自給自足して、その土地で死ぬのが理想の世界」と語っていることから、



腐海の存在は、旧世界の人間が産み出した、 汚染された世界を再生させる為の「浄化装置」。 ナウシカのように風の谷で生きている人類は 「新世界の人間」と呼ばれ、旧世界の人間によって作られた。


「on your mark」でいうナウシカたちが主人公の二人側の人間。
旧世界の人間達は汚れきった世界をリセットするため「浄化装置」を作動させ、すべてを無にしようとする。作動させている間は「旧世界の人たち」はシェルターのようなもので眠りにつく。


すべてが無になった時、自分たちを起こすためにナウシカたち「新世界の人間」を作りだした。だから、ナウシカたち「新世界の人間」は 浄化された世界では必要ない人間であり、その世界では生きられない。(なので腐海の空気を吸うと死んでしまう)



この浄化システムを作りだしたのが聖都シュワの「庭の主」。
「庭の主」によってナウシカの世界は作られていたのだった。

1000年前に生まれた「不死生物ヒドラ」の上位種。 浄化の神「墓所の主」と同一の意志を持つ存在であり、腐海の浄化システムにより汚れきった大気を浄化し、ナウシカたち人類を入れ替えて、「庭」に保存した動植物を解き放ち世界を浄化することを考えた人物になる。


「庭」は楽園の地。

踏み行ったものは一生出られない。(共産主義の理想の地)巨神兵にやられ重傷を負ったナウシカを治療し回復させてくれたが、生命に対する思想の違いから最終的に対立。

浄化後の世界用に 「人間の卵」を用意し新世界の準備まで整っていたが、ナウシカの命で巨神兵オーマが「庭の主」とともに「人間の卵」も握り潰し決着がつく。その後は土鬼の地に留まり、「土鬼」の幼王が成人になったのを見届けてから、風の谷にもどる。  

戦地で知り合った「森の人」という種族の青年と結婚(描写では一緒に風の谷に帰っている)して、物語は終わりを告げる。



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