大竹章子(足利銀行横領事件)阿部誠行 (3)
2019年10月31日(木) 放送、フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」世間を震撼させた国内衝撃事件SP
19時57分~21時54分





日本中が驚いた衝撃のスキャンダル事件「足利銀行横領事件」を再現ドラマ化。



男が多額の横領で女に貢ぐことは過去にも多く、事件としては珍しいことではない。
しかし、「足利銀行横領事件」のように女が多額の横領で男に貢ぐことは、そもそもそのような事件数が少なく、あまり大きな犯罪をしないような女性がそこまでする事に驚くとともに、「そこまでさせる男もすごい奴なのか!?」と興味をそそる。







足利銀行横領事件の犯人・大竹章子はどうして男に貢いでしまったのか?



再現ドラマ化されるに先駆け、足利銀行横領事件の犯人・大竹章子と事件概要をまとめてみた。






■目次

足利銀行横領事件とは
大竹章子の生い立ち
大竹章子と阿部誠行

足利銀行横領事件とは






昭和50年7月20日、足利銀行栃木支店の貸付係・大竹章子(当時23歳)が架空の預金証書を使って2億1000万円を引き出していたことが発覚、栃木署は大谷を詐欺および横領容疑で逮捕した。また、横領していた金を貢いでいた相手の石村こと阿部誠行(当時25歳)を同容疑で全国指名手配した。



大竹は2年前の昭和48年夏、友人と東北旅行した際、車中で「国際秘密警察員・石村」と名乗る阿部と知り合った。大竹は《世界中を駆け回り国家のために活動している》阿部に興味と憧れを抱いた。これを見抜いた阿部は、大竹に結婚話で近づき「国際秘密警察を抜けるため」借金を要求した。



これに対して大竹は自分の預金や家族から借金した金を阿部に渡した。
味をしめた阿部は益々要求金額をエスカレートさせていった。思い悩んだ大竹は、銀行の金に手をつけるようになった。その手口は幼稚で、融資調査役の検印を隙を見て白地の手形・伝票(複写分含む)に捺して自宅に持ち帰り、自ら金額・定期預金名を書き込み、職場が忙しい時を狙って現金化するというものであった。




大竹は定期預金を担保に貸付する部門を担当。4年間の在職中、勤務態度も良好で真面目な大竹は上司や同僚からの信頼も厚く、このことが犯行の発覚の遅れとなった。一方、阿部は大竹から貢がせた2億1000万円で競馬情報会社やクラブを経営し愛人と派手な生活をおくっていた。




横領が発覚したのは、「本店の抜打ち審査」。
本店の監査人が栃木支店の帳簿を監査したところ次々と不審な担保貸付けの伝票が出てきた。そこで、貸付係の責任者や大竹をはじめ関係者に事情を確認した結果、大竹の犯行が発覚し警察に届け出た。




これを知った阿部は愛人と逃亡。
が、警察は9月17日に金沢で阿部の愛人を逮捕。翌18日、東京・五反田で阿部を逮捕した。大竹は、阿部に関して本名・住所・職業など一切知らなかった。捜査段階で東京・世田谷に住居する自称・会社社長の阿部であることを初めて知るという始末だった。裁判では、阿部に詐欺・有価証券偽造・同行使罪で懲役8年。大竹には懲役3年6ヶ月の実刑が確定した。





参照wiki





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大竹章子の生い立ち



大竹章子(足利銀行横領事件)阿部誠行 (1)

大竹章子は昭和28年、栃木県栃木市の郊外に姉と弟の3人兄弟の次女として生まれる。
実家は、農業を営み、ビール用原料麦の運送業を営んでいる両親は、毎日仕事に精を出す働き者だったという。幼い頃から聡明な子で近所でも評判で家の手伝いも嫌な顔一つせずこなし、特にトイレは念入りに掃除をするほど潔癖症。



立栃木商業高校ではテニス部のリーダーを務め、成績は常にトップクラス。悪い時でも20番と下がったことはなかった。学校長推薦で46年4月、卒業と同時に足利銀行栃木支店に入行。貸付係に配属された。



堅実な両親のもとに生まれ育った章子の働きぶりは真面目で、無遅刻無欠勤、明るくてきぱきと仕事をこなす典型的、模範的な社員だったそうだ。




しかし、社会人になって2年目の夏。
女友達と仙台へ旅行に出かけた際に、阿部誠行と知り合い、これまで恋愛とは無縁だったこともあって一気にのめり込む。几帳面な性格から日記をつけるのが習慣だった章子は、この出来事も、それからの話も全て、日記に記しており、その日記には運命を感じたようなことを記している。




この運命的な出会い以降、すっかりその気になった章子は、姉が心臓の手術をしたばかりという家族の切迫した状況にもかかわらず、はしゃいでいたことで、父親がどなりつけたこともあったが、恋の火のついた彼女の耳にはまったく響かない。



真面目な勤め人だった彼女は、阿部誠行の「結婚したいんだが、実は今すぐはできない。結婚すれば秘密警察をやめなくてはならない。今やめれば命を狙われる。こんな状態から抜け出すには金がいるんだ」 という嘘を信じ、自分の預金を引き出し、阿部誠行に渡し続けた。


「来年の春ごろには結婚できる」
と幸せにつづる章子だったが、阿部誠行には、東京に妻がいたことを知らなかった。







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大竹章子と阿部誠行





大竹章子(足利銀行横領事件)阿部誠行 (3)




2億1000万円も貢いで、大竹章子は一体どういう心理状態なのか?疑問に思う人もいるだろう。




以前に、「男性に貢ぐ女性の心理」というテーマでNHKが「怖い女」という番組で男性に貢ぐために横領した銀行勤めの女性の話が取り上げられていたが、阿部誠行と結婚したかったということなら2億円も横領しなくても結婚くらいできると冷静になれば理解できる。





それなのに、この大竹章子は、次から次へと金品を要求する男性にお金を貢ぎ続けるというのは一体どういう心理状態なのか不思議で仕方ない。



番組では、こういった貢ぐ女性は「自分に愛を囁いて欲しい」「認めて欲しい」「必要として欲しい」「褒めて欲しい」それらに飢え過ぎているそうだ。それが満たされ過ぎて精神的に忘れられなくなり、再体験を求めてしまい依存して行き、執着し始めると失いたくなくなり独占欲が湧き、「ビジネス」という現実を好都合な理屈で否定し、自分が必要の存在になれば自分だけのものになると思い込んだり、大金を注ぎ込む様になる。



その遠因としては、発達障害(アスペルガー)等の傾向から人の気持ちや空気が察せず、訳も解らず嫌われ拒絶されたトラウマから、闇雲な血の滲む献身をした挙句に相手も自分も疲れ果て破局するなどし、人生や未来に幸せが見えない絶望感を抱えやすい傾向があるのかもしれない。



ただ、好都合な容姿性格物語性を持つアニメやゲームの異性に夢中になり、不都合な容姿性格物語性を持つ現実の異性に妥協できなくなる傾向もある。脳が一番急成長し環境に適応して行く10歳までの幼少期を孤独がちな密室で育った後遺症も目立つ社会になりつつあり、孤独感の穴埋めの為に異様なSNS依存を起こす人も最終的な形は違えど心理的な要因は類似しているのかもしれない。



番組内では最後に「彼女には自分がなかったから流された」とまとめていたが、見てる間は「なんでこんな男に!?」とか疑問符しか残らなかった。



あとは「彼女は真面目すぎた」という理由も言っていたので、たぶん仕事でも「やって」と頼まれた事は完璧にこなすようなタイプだったんじゃないだろうか。自分を持ってないから頼られること、それを完璧にこなし認められることで自分の存在意義を見出していたのかもしれない。



だからダメな男と内心わかっていても、頼られることに喜びを感じて違和感に蓋をしていた。





一番重要なのは彼女がそうなってしまった原因であり、大竹章子を利用した阿部誠行が一番悪いのは間違いない。










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