奥村彰子 現在 (2)
2019年12月11日(水)放送、TBS系「ワールド極限ミステリー」
21時00分~22時57分






「滋賀銀行9億円横領事件」の犯人・奥村彰子と山県元治の事件の真相を特集。


かつて日本中を驚かせた史上最悪の横領事件「滋賀銀行9億円横領事件」は、金融機関の人間が起こした横領・着服事件の中で最も多額の事件(17億横領のチリ人妻に貢いだ男は正確には公社勤め)だが、犯人・奥村彰子と山県元治の裏には、隠された男女の愛憎劇があり、実行犯である奥村彰子には同情する声も多かった。





ちなみに、この事件に基づく「神の月」というドラマでは、宮沢りえ、原田知世が演じていて、女が男に貢ぐため横領していた心理描写がうまく描かれている。





今回は、奥村彰子の現在はどうなったのか?「滋賀銀行9億円横領事件」の事件概要と一緒にまとめてみた。




■目次

「滋賀銀行9億円横領事件」とは
奥村彰子と山県元治の出会い
男に貢ぐ女・奥村彰子
奥村彰子の現在

「滋賀銀行9億円横領事件」とは




奥村彰子 現在 (2)



1973年10月21日、滋賀銀行山科支店のベテラン行員・奥村彰子(当時42歳)が横領の容疑で逮捕された。奥村は同年2月までの6年間で、およそ1300回にわたって史上空前の9億円の金を着服、ほとんどを10歳年下の元タクシー運転手・山県元次(当時32歳)に貢いでいた。



参照wiki






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奥村彰子と山県元治の出会い


奥村彰子 現在 (3)





1965年春、北野支店で勤務していた奥村彰子は35歳、山県元治(当時25歳で朝鮮の生まれ)はタクシー運転手。




当時、奥村彰子は交際していた男性とケンカし破局。
その後、職場の懇談会のあとタクシーで拾ったのだが、酔っていたこともあって涙を流した。この時、「どうされたのですか」と優しく尋ねてきたこの若い運転手が山県元治だったのである。2人は意気投合し、奥村彰子の方から「酔って帰ったら母がうるさいからドライブしよう」と誘った。


30分ほど京都市内を走ったところで、奥村彰子はタクシーを降りたが、別れ際に「××銀行の奥村彰子です」と嘘の銀行の名を言って去った。





それから約1年後の1966年春。
奥村彰子は帰宅途中のバスのなかで、突然「あの時の彰子さんではないですか」と山県元治に声をかけられた。奥村はすっかり彼のことを忘れていたが、声の調子で思い出したという。山県は琵琶湖競艇の帰りで、負けてきたとのことだった。山県は奥村をお茶に誘い、京阪三条南口の喫茶店で話しこんだ。
 



山県元治の話によると、小遣いがたくさんあるのでギャンブルで負けても平気とのことで、兄は下関で大きな商売をやっているということだった。山県の話は景気がよくておもしろく、奥村彰子は夢中になりつつあった。




定期預金の大募集期間だったこともあって、奥村彰子は「私の銀行に貯金をして欲しい」と頼んだ。



奥村彰子はこの日以後、数回山県に電話をしてみたが、その都度断られた。
山県元治にしてみれば、「年上の、あんなきれいな人が電話をくれるなんて、きっとからかわれているだけだ」と思っていたのだが、そうした態度に奥村彰子はさらに積極的になっていった。固いだけの同僚とは全然違い、2人は数回の食事を経て付き合うようになった。





参照wiki





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男に貢ぐ女・奥村彰子






銀行勤めでまじめに生きてきた奥村彰子は、なぜ男に貢ぎ、一体どういう心理状態だったのか?




その男性と結婚したかったということなら、9億円も横領しなくても結婚くらいできる。自分もそのうちの2000万円くらいを使ったという奥村彰子は、次から次へと金品を要求され、お金を貢ぎ続けるというのは一体どういう心理状態なのか不思議でならない。




管理人が昔読んだ書籍に「男が女に貢ぐ理由」については、「喜ぶ顔が見たいから」という感情が強いからと書いてあった。




例えば、ホステスは本当に「喜ぶ」ことを表現するのが上手い。
実際には、「こんなんいらない!」と思うような物を嬢にあげているお客さんも多いのだが、(図鑑とか)嬉しそうに受け取ってくれる。そうなると、「もっと喜ぶ顔が見たい」感情が沸き起こり、大抵の女性が喜ぶブランド品にたどり着くという。ただ、質屋で換金できるほど高額ブランド物を貰う嬢は、ほんの僅かで、マスコミが好んでとりあげているだけのようだ。



これが逆に「女性が囲う男」「貢ぎたい男」とは、「ツバメ」と呼び、裏の世界では、ヒモが女性を囲ってると呼ばれている。



それこそ、アメとムチの両刀使いで、普段は女性がヒモの言う事を良く聞いて、お利口さんであり、お金も貢いで従順であれば、優しい人を演じるが、いざ逆らったり、金を貢ぐ事が出来なくなれば、途端に豹変する。



ドスをきかせて脅す、果ては殴る・蹴るの暴行をしたりもある。それでも、そんな状況下においても、「まだ一緒に居たい」「早いとこ縁を切りたい」が、半々くらいらしい。



根本的には、男女共同じで「自分に愛を囁いて欲しい」「認めて欲しい」「必要として欲しい」「褒めて欲しい」感情がそこにある。




それらに飢え過ぎていると満たされたとき、精神的に忘れられなくなり、再体験を求めて依存して行き、執着し始めると失いたくなくなり独占欲が湧き、「ビジネス」という現実を好都合な理屈で否定し「自分が一番の存在になれば自分だけのものになる」と思い込んだり、大金を注ぎ込む様になるらしい。



その遠因としては、発達障害(アスペルガー)等の傾向から人の気持ちや空気が察せず、訳も解らず嫌われ拒絶されたトラウマから、闇雲な血の滲む献身をした挙句に相手も自分も疲れ果て破局するなどし、人生や未来に幸せが見えない絶望感を抱えやすい傾向があるのかもしれない。



ただ、好都合な容姿性格物語性を持つアニメやゲームの異性に夢中になり、不都合な容姿性格物語性を持つ現実の異性に妥協できなくなる傾向が顕著になり始めていて、脳が一番急成長し環境に適応して行く10歳までの幼少期を孤独がちな密室で育った後遺症も目立つ社会になりつつある。




孤独感の穴埋めの為に異様なSNS依存を起こす人も、最終的な形は違えど、心理的な要因は類似しているのかもしれない。





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奥村彰子の現在




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1976年6月29日、奥村彰子は懲役8年、山県元治に懲役10年の判決が言い渡された。

また銀行への賠償として、奥村は1000万円、山県は3000万円の賠償金を支払っている。奥村彰子と山県元治はすでに出所しており、奥村彰子は下関にあった実家に戻り、現在もその実家に住んでいるそうだ。





奥村彰子は起訴の段階で懲戒解雇になっており、和歌山女子刑務所に服役していたが、入所時からすでに有名人で、好奇の目で見られたりした。所内ではおとなしく、おどおどした雰囲気で、刑務所内でいじめられるようなこともあったという。



奥村彰子は世間で「9億もの巨額を横領した女」としてバッシングを受けたが、実質そのほとんどのお金は山県元治が使っており、奥村彰子も既婚していたことも知らされず騙されていた。




きっと、当時の奥村彰子には山県元治が一番なので、何を言っても聞かないだろう。
例え友達や親が体はって全力で止めても彼女には何の効果もなかっただろうし、むしろ逆効果になっていたはず。




「横領をしてでもつなぎとめておきたい」と思っていた奥村彰子を、周囲が山県元治を憎むのもお門違い。ハマってしまった奥村彰子の心の隙にも原因はあり、彼女の目が覚めるまで周りが何言っても聞かないのを気付くのを待つしかない。本人が自分の状態に気付いて、周りに救いの手を求めてきたら、厳しく説教した後に優しく彼女を受け止めてあげれれば、ここまで事件が大きくならなかったのかもしれない。







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