公開大捜査 (1)
2020年1月27日(月)放送、TBS系「公開大捜索」2020
19時00分~22時00分





TBS特番「公開大捜索」2020が今夜放送。




2016年に超有名な未解決行方不明事件の松岡伸也くんかと話題になった公開大捜索も普通のニュース番組や一般紙でも取り上げられ、事件が解決し世間からの注目度が高いこの番組。

公開大捜査 (4)


今回は、3人の記憶喪失の身元を公開捜査するので情報をまとめてみた。





■目次

行方不明の自称27歳の男性
日本における行方不明の捜索
記憶喪失とは
記憶喪失になる割合
行方不明の公開捜査
記憶喪失で行方不明者の身元が判明した場合

行方不明の自称27歳の男性

公開大捜査 (8)


公開大捜査 (9)

自称27歳の男性 2018年11月、ボロボロの服装で市役所に助けを求め保護された… 病院で「解離性健忘」の疑いと診断されたが、彼には少年時代のおぼろげな記憶だけが残っていた。彼の語るその記憶は、にわかには信じがたい悲劇だった。それは実際にあった出来事なのか確かめるため、記憶を辿った旅に出ると衝撃的な事が起きた…

公開大捜査 (12)


小泉 諒さん(こいずみ りょう)
年齢:27歳(自称)
保護地:岡山市役所

2018年11月初旬 ボロボロの服で岡山市役所へ助けを求めた。1年前の岡谷に来て河川敷で生活をしていたという。それより前は広島県呉市で暮らしていて、新聞配達で貯めた50万円を持って岡山に来た。本人は「記憶喪失ではない」という認識だが、病院で解離性健忘の疑いがあると診断。

本人の記憶:広島県呉市で生まれ育つ(両親はいない)、クラニシ小学校に通っていた 叔母と名乗る「小泉順子」という女性に育てられた。

現在の状況:岡山市内のアパートで一人暮らし。デイサービスで手伝い


公式サイト







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日本における行方不明の捜索


公開大捜査 (2)



家族や親族の身内が行方不明になった場合、まず警察に捜索願を出す。
捜索には、通常の行方不明捜索願いと特異捜索願いがあり、小さな子供は判断能力に乏しく犯罪、事故に巻き込まれた場合が考えられるので、特異捜索が行われる。


例えば児童施設や病院から脱走をすると、特異家出人として捜索され、緊急を要する場合の家出人として自殺や誘拐唆しの可能性がある場合に捜索する。





特異家出人の場合、レンタカーなど借りて集団自殺も有り得るので、サイバー犯罪対策課の協働捜査方式も加わわる。スマホなどの通信記録で、辿る場合や、レンタカーの発信器で捜索。集団自殺の場合には、特に急を要するので、1日で開示請求をとり、各方面で情報解析される。




道路のNシステムや警察防犯カメラの顔認識カメラ、指紋データも照会すれば、どこかで必ずヒットする。拉致の場合には、警察のヘリも飛ぶほどで、警察のヘリは、マイク、ズームカメラをつけ、消音で飛ぶ。



しかし、大抵の行方不明になった成人の場合は自己責任。

精神障害者が行方不明の場合は保護者の管理責任や守秘義務である病状がはっきりとしないのも通常の行方不明捜索願いとなり、警察が率先的に捜索することはまずない。





家族のすべきことは、いなくなった日までの行動、パソコンのメール、手紙、普段着る服を持参し、写真を出すこと。周囲の友人にも最近、自殺サイトなどの話題がなかったかなど調べて、アクセスしたサイトで行方不明者の通信記録開示請求もできる。



家族がいくら警察に行方不明の捜索願を出したとしても、家族ができることは、警察に捜索の文句でなく全面協力しかない。



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記憶喪失とは





記憶喪失とは、精神的に衝撃があることや事故などによる脳震盪(のうしんとう)のような脳へのショックで記憶障害がおこることが多い。



記憶喪失の殆どは、「短期記憶が消える」ということ。



年齢が若くても、テレビのチャンネルのスイッチを探しながら、他の事を頼まれものを聞いていると、聴き終わってから「何しに立ち上がったのか?」と、 チャンネルを捜す事を忘れることがあるだろう。





これは若年性健忘症になり、記憶障害のひとつ。

記憶にも短期記憶と長期記憶があり、短期記憶はちょっとまえの会話、テレビ番組で見たもの、食べた夕食の事とか、これらは必要と思える記憶だけを集めて、他の同でも良いものはスルーしてしまうのが人の記憶力になる。




長期記憶となるような、生涯忘れない記憶は子供の頃などに記憶し、幾度も取り出して新たに補強してく記憶。これは言語や住む場所、大事な人の名前や顔、大事な場所、重要な出来事など、いわば習慣的な体が覚えている事も含まれる。






例えば、自転車の乗り方や・車の運転、水泳が一度出来るようになると、新たに練習しなくても出来る事と同じで、言語は絶えず記憶、使用、新たな言語を理解して記憶を増やして行く長期記憶になる。歩く事や走る事、ご飯を食べる事だって、習慣と云う「体が覚えた記憶」になる。



記憶喪失になっても「日本語がわからないほどの障害」にならないのは、日々絶えず記憶、使用、新たな言語を理解していく「記憶」をしているので、「記憶を失いにくい」そうだ。





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記憶喪失になる割合







マンガとかでよくある記憶喪失はどれくらいの割合で発生しているのか?

公開大捜査で言う記憶喪失は重度の逆行性健忘(ここはどこ?私は誰?)レベルなので、重度の逆行性健忘とある部分を更に説明すると、解離性障害の解離性健忘の中にある、全生活史健忘と呼ばれる記憶喪失に当てはまる。



つまり、漫画では外傷性のケースがたびたび記憶喪失になるが、実際はゼロに等しい。

解離性障害=心因性の治療は頻繁にあっても、交通事故などの外傷性で記憶喪失の治療は、ニュースや報道、そういった患者のブログを見たことも聞いたこともない。




言語の脳機能が喪失した失語症なら深刻な後遺症として、知られているけれども。記憶喪失も仮にあったとしても外傷を負った直後のほんの一瞬で、心因性ほど長期間ではない。




この解離の分野における研究者は公に表に出てきているだけでも、日本ではたった1人しかいない(柴田雅俊さんという人)、正式に発表される以前の問題として、具体的な数字の調査すら行われていない。


命の危険に直結するものでないと、どんなに特異的な症状・体質でも研究に力を入れるほどでもないと、無視しては放っておくのが、日本の医療業界(厚生労働省も同じく)のスタンスなのだろう。





ただ、全生活史健忘も100%命の危険がないとは言い切れない。



解離性健忘には無意識になる症状もあり、その時に行方が分からなくなって行方不明先で死体になっていたり、(特に女性は事件に出くわして〇される危険と隣り合わせ)自〇に至る例もある(これは解離性健忘+その場から去る(遁走)同じ解離でも解離性遁走と別に区分けされている)。




これで四苦八苦させられている患者はいるが、簡易保険制度が国民全体に適用される有り難いシステムを考えると、致し方ないと落としどころを見つけて何とか生活しているようだ。



つまり、何が言いたいかというと、ここ10年で一時的でも完全な記憶喪失は、頚椎損傷などの致命傷になりかねない、交通事故を5回ほど経験した人の話を聞いても、その状態に陥った話は聞いたことがない。



後に部分的な記憶喪失に悩まされた人の話は、本で読んだことがあるので、(いるとしても1年に5人ほど)年間に記憶喪失になっている人の数は、推定50人ぐらいはいると予想される。




ちなみに、心因性の記憶喪失は外傷体験(トラウマを抱える体験)に、かなり多いが、原因にトラウマが100%とは限らず、普通生活者でも不意にいきなり陥ることもある。記憶喪失は脳機能による自衛手段の一つなので、この場合は脳の酷使を知らず知らずに過度なほど、行っていたかも知れない(これは管理人による私見)。


ただ、発症の確率は具体的な調査すらされていないので把握できない。






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行方不明の公開捜査






公開捜査で行方不明になっている人を捜すことをテレビで放送したりすることは過去にもいくつもあったが、見つかった例もあるし、全く情報が寄せられないこともある。



この日本には、行方不明というか、「連絡取れない人」はいっぱいいる。

『行方不明』と言っても『事件性がある失踪』と『自発的な失踪』の2種類があり、自発的にはプチ家出とか、自らの意思で人前から消えた(家出・蒸発)嫌気がさして逃げたなど。『事件性がある失踪』は、何らかの事件に巻き込まれ、何者かに連れ去られた(拉致・誘拐)と考えられる場合以外は警察も率先して捜索してくれない。





今回のテレビ公開は、本人に了承を得ての公開捜索なので、つまり家族が『事件性がある失踪』と考えて捜索願を出していたとしても、記憶喪失によって自らいなくなっているので、事件性がないと判断されているのだろう。






テレビ出演すると、全国から情報提供が来るので、すぐに身元がわかるだろうが、その家族にとっては行方不明者の顔を全国に晒す訳だから、「やらせ」というイタズラ電話・悪質な手紙が来る事もあるようだ。



それでも、ご家族にとっては「1刻でも早く見付かって欲しい! 」と切に願ってる訳だから、テレビの公開番組は有り難いと思うしかないし、今回の公開捜査に本人が望んだことでもある。






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記憶喪失で行方不明者の身元が判明した場合






記憶喪失は、現実に誰にでも起こり得る症状。
身近なものでいうと、認知症もその一つで突然、ある人の名前が思い出せなくなったり、自分の家がわからなくなったりすることはある。





では、日本で記憶喪失の人をどう扱うか?



まず、日本人と推定できる場合、病院で検査をうけることができる。

これは地方自治体(市区町村)が職権で本人に診察を受けさせ、必要があれば入院などの措置を取ることが出来る。その後、警察で身元を調べ、 指名手配犯と特徴が一致しないか、家出人捜索願い、失踪届に該当する人物に特徴が一致しないかなどを調べられる。





ここで、指名手配犯に酷似する場合は、本人の了解を得て、指紋や血液などの採取が行われる場合があり、 本人の了解が得られない場合は行うことができない。





大抵は、本人の記憶がなくなる以前の事情が分からないために、この段階ではテレビを通じて写真を公開するなどの方法での調査は行われない。




ここまでで身元が分からない場合、地方自治体(市区町村長)が、無戸籍者として保護する。 民生委員の協力を得て住所を定め、首長の職権で、無戸籍者に対して住民票を作成。新しい名前と住所を貰える。




だが、もともとの名前があるので、裁判所は本人が二重戸籍になる可能性を容認した上で、戸籍の作成を許可する。本人が希望しない場合は、無戸籍者であり続けることもできる。 ただし、戸籍がなければ仕事をするのも困難なため、ほとんどの人は新しい戸籍を取得すそうだ。




この段階でようやく、自らテレビに出演するなどして、自分を知っている人を探す。





今回の公開捜査で身元が判明した場合 、新旧どちらかの戸籍を選択することになり、新しい名前で生きるのか、それとも以前の名前にもどるのか、一方を除籍しなければならない。 大抵は、昔の戸籍に戻るべきと考えるのが一般的な認識だが、法令にそのような定めはないし、そのような判例もない。




このように、自分が誰かわかった場合、以上のような流れになる。



たとえ外国人であっても、日本人かどうかの推定はするものの、手続き上は日本人と同じケースになるが、 就籍させるかどうかが大きな問題になるので、そこはあくまで裁判所の判断となるだろう。









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