廃棄前提おじさん (5)





8月10日、Go Toトラベルを利用したある田端大学の関係者であるツイッターのツイートが大炎上し、話題になっている。



内容は「ちょっと高い旅館に泊まったら、大失敗。出てきた夕食がこれ。さらに天麩羅とごはん、お吸い物。多すぎて到底食べきれない。シニア層がメインターゲットのはずなので、つまり廃棄前提(としか思えないし、実際にかなりの廃棄が出ているはず)。不味くはないけど、体験価値としては」とツイートし、テーブルいっぱいに並べられた料理の画像をアップした。




ツイッターでは「廃棄前提おじさん」というワードがトレンド1位を獲得。


このおじさんの言ってることは「赤字でもいいからお腹一杯食べさせてあげたい」という万座温泉の昭和的な優しさを踏みにじるように受け取れた。その思想は今も受け継がれてるのに時代遅れ呼ばわりする廃棄前提おじさんとは何者なのか?




今回は、廃棄前提おじさんについてまとめてみた。





■目次

廃棄前提おじさんの炎上
Gotoキャンペーンとは
廃棄前提おじさんは炎上マーケティング?
廃棄前提おじさんの今後

廃棄前提おじさんの炎上




田端大学で公式『BIG WAVE』立ち上げ&運営にかかわっているというよりかね けいいちさんのツイッターアカウントでGotoキャンペーンを利用し、宿泊した万座温泉の旅館の夕食画像を公開。

廃棄前提おじさん (5)

「Go Toでちょっと高い旅館に泊まったら、大失敗。出てきた夕食がこれ。さらに天麩羅とごはん、お吸い物。多すぎて到底食べきれない。シニア層がメインターゲットのはずなので、つまり廃棄前提(としか思えないし、実際にかなりの廃棄が出ているはず)。不味くはないけど、体験価値としては……」と画像と一緒にツイートし、賛否を呼んでいる。



宿泊していた旅館は群馬県にある万座温泉。
廃棄前提おじさん (3)



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Gotoキャンペーンとは



廃棄前提おじさん (2)



楽天トラベル・Yahooトラベルなど、GoToに対応したサイトでの予約の場合は事前にその旅行サイトから35%OFFのクーポンを取得できるキャンペーン。



JTB・日本旅行など大手旅行代理店では、パンフレットなどを見て店舗に予約に行くとそのまま旅行代金から35%引いてくれるし、旅行代理店など順次許可が下りるので、まだ対応していない旅行代理店も多い。9月以降は15%分の地域共通クーポン券を貰える予定だが、こちらは決定ではないのでまだ確実ない。



ネット予約するのであれば、すでにGoToに対応しているサイトで、クーポン取得→予約→クーポンを適用させる→支払いという流れになっている。8月31日までの宿泊であれば、対応の宿で直接お金を支払ったものでも、事後還付申請書で後でお金は戻って来る。



ちなみに、東京はGOTOのコールセンターや還付金申請の事務局などで数百人が短期採用されてはいるが、このGOTO適応外。地方活性のため、コロナで仕事を失った人や旅行客を取り戻すために、多少でもお金が回るように仕組みを作ったという国の考え。



そもそも、GOTOは安く旅行をさせるのが目的ではなく、宿泊施設やその周りの飲食店などへ経済が回るようにするためのもの。廃棄前提おじさんは事前に夕食のメニューを知って予約しているので、量が多いなど批判をすること自体があり得ない発想である。





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廃棄前提おじさんは炎上マーケティング?



廃棄前提おじさん (1)



廃棄前提おじさんのこの炎上で、万座温泉は半年先まで予約客が埋まったそうなので、炎上マーケティングとしては成功といえる。



炎上マーケティングとは、基本的に世間から非難されるようなことを動画やSNSで発信し、再生回数や登録者数が増えたり、物が売れたりすれば、炎上商法が成功したといえる。わざと逆張り的な内容を発信することで、それに対して批判する人たちがこぞって動画を再生し、批判コメントを残す。炎上をしている側からすればいくら批判されようが、注目さえしてくれれば、利益を稼げるわけだから問題ない。




しかし、行き過ぎれば炎上どころではすまなくなるし、裁判沙汰にもなるかもしれない。


よっぽどメンタルの強い人でもないと出来ないので、ある意味「諸刃の剣」と言っていいだろう。実際、廃棄前提おじさんも大炎上をしているのに、ツイッターを削除するどころか「誹謗中傷してきたものは法的処置で対応する」と強気の発言をしている。


廃棄前提おじさん (1)

炎上マーケティングが狙いなのか、真偽は不明だが、廃棄前提おじさんのツイートで万座温泉が救われたことは間違いない。



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廃棄前提おじさんの今後




廃棄前提おじさんは法的処置に出ると息巻いているが、たとえ一人や二人訴えたとしても、発言を止めさせることやその結果起こる炎上を無くすことは出来ないだろう。





結論から言って、ネットとは多くの個人ひとり一人が発言できる数少ないかつ便利なものではあるが、偏った意見、過激な発言などといったものはなくなる様子がない。


それはなぜか?というと、ネットは発言に責任を持つ必要性が低いから。

じゃあ、責任を持つべき公共のテレビや新聞なら信用できるのか?というと、実際そんなことは無いし、問題のある報道だけは批判を受けているが謝罪して終わり。すでにテレビ離れが始まっているし、それ以上追及する人は誰もいない。このようにそもそもメディアのほうがお咎め無しだし、モラルも何も無い。(5chの落書きと何の違いも無い)



現状、どこにも責任を持って公平に報じているところが無い。


なのに時々、「ネットは(どこがソースでも全て)信用ならない」のに、「テレビ・新聞は(どの社でも必ず)信用できる」という寝ぼけた事を言う人がいるが、それは情報に対する付き合い方から間違ってるだけ。嘘なんて、いつどこにあっても不思議じゃない。


ツイッターなどSNS発言は見張られ、監視され、個人は特定され、間違った事でも多数と意見が合わなければ誰も批判できない。正直な意見すら排除され、何も言えない世の中。これは丸く収めると言うより、もはや「言論統制」されている。



そんな中、多くの企業がヒット商品に加え、顧客との関係性構築に苦心しているというのに、「炎上はいいこと」なんて時代に逆行しているとしか思えない。




何が言いたいのかというと、廃棄前提おじさんの本心はどうであれ、本心ならちょっとお勉強が足りない人、炎上商法なら長い期間顧客に選ばれなければならない発信者が悪評が立つことは、既存顧客の離反と新規顧客獲得の障害になる。


商売は一時的にだけ売れれば良い物ではないので、商売の方法としては一番低レベルなやり方といえるだろう。





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