ピーチ便でマスク着用を拒否 (4)


9月9日、マスク着用を拒否してピーチ航空を緊急着陸させた男性がTBSの番組に出演し、名前を公表されてしまったことで話題なっている。


今回、問題を起こした男性乗客はメディアのさらし者になっており、社会的制裁を受けている。 たしかに乗客側に正当な理由が有り、人権や権利と言うものがあったとしても、航空機内では客室乗務員の指示に素直に従うべきであった。



誰でも分かる様な簡単なルールさえ守れず、周囲の乗客にも迷惑を掛けトラブルを起こす様な自己中心的なわがままは、子供と同じで良識ある大人だったらとても出来ないこと。


しかし、だからと言って名前を公表していいわけではない。




今回は、ピーチアビエーション航空機でマスク着用を拒否し、名前を流したTBSの放送事故についてまとめてみた。






■目次

釧路空港のピーチ便でマスク着用を拒否
ピーチ便でマスク着用拒否は犯罪?
ピーチ便でマスク着用を拒否した男性を特定
飛行機でマスク拒否した男性の名前
マスク拒否男性の名前を放送したTBSの責任

釧路空港のピーチ便でマスク着用を拒否



ピーチ便でマスク着用を拒否 (3)


マスクの着用を拒否し大声で騒いだ男性を降ろすため、飛行機が臨時着陸――。

新型コロナウイルスの感染防止でマスク着用が当たり前になっている中、衝撃のニュースが報じられた。

報道によると、9月7日に北海道の釧路空港から関西空港に向かうピーチ・アビエーションの便で、出発前に男性がマスクの着用を拒否。別の客が嫌だと言ったことに対し「侮辱罪だ」と声を荒げたり、警告書を渡すと告げた客室乗務員に「やれるものならやってみろ」と威嚇したりしたという。


飛行機は安全確保のため新潟空港に臨時着陸して男性を降ろし、関西空港には2時間15分遅れで到着したという。 ネットでは「この対応は当たり前」「ルールはルール。守らんやつが悪い」と男性に否定的なコメントが多数寄せられている。



マスク着用を拒否したことについて男性は「自粛要請と同じで罰則や強制を伴ったものではなくて、あくまでも任意の働きかけでうるというふうに把握しています」と主張。

「退出をさせられる際に拍手が起こるという事はこれは非常に残念、悲しいこと。同調圧力に沿わない人間の排除に喝采を送る匿名の乗客の姿に私はコロナ後の日本社会の縮図を見たような気がいたしました」などと語った。


JNN





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ピーチ便でマスク着用拒否は犯罪?


ピーチ便でマスク着用を拒否 (2)



記事内容

航空法で「安全阻害行為」が禁止されている。
航空法73条の3は、航空機内の規律に違反する行為等の安全阻害行為等を禁止しています。そして、機長は、航空機内の秩序・規律の維持のために必要な限度で、安全阻害行為等をする者に対し、その者を降機させることができるとされています(航空法73条の4第1項)。



今回のケースでは、男性がマスクの着用を拒否した、「侮辱罪だ」と声を荒げた、客室乗務員に威嚇したという一連の行為が、航空機内の規律に違反する行為に該当すると機長が判断したのでしょう。



それゆえ、飛行機が新潟空港に臨時着陸し、男性を降ろしたものと思われます。
報道からは分からない部分もありますが、仮に機長が、航空法73条の4第5項の命令をしていたにもかかわらず、男性がこの命令に違反していたとすれば、50万円以下の罰金に処せられる可能性があります(航空法150条5号の4)。


男性の一連の行為により、航空機の到着が遅延しています。
そこで、威力業務妨害罪(刑法234条)が成立するか検討してみます。 まず、男性の一連の行為は、「人の意思を抑圧するに足りる勢力」を示しているといえますので「威力」に該当し得ます。 また、到着が2時間15分遅れていますので、業務が妨害されて業務遂行に支障が生じ妨害したと言えるでしょう。 よって、男性の行為は、威力業務妨害罪に該当し得ます。立件されれば、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。


弁護士ドットコム






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ピーチ便でマスク着用を拒否した男性を特定



ピーチ便でマスク着用を拒否 (1)



なぜマスクを着用拒否したのか、この男性はSNSで反論しており、「釧路空港のピーチ便では、事前にマスク着用推奨や例外申請の案内のアナウンスはなされませんでした。チケット発券から搭乗口までマスク未着用でしたが、いずれの係員からも何の指摘も受けておりません。事が生じたのは機内で座席に座ってからです。」と、搭乗から指定の席まで何も言われていなかったことを主張している。






確かに、マスクしないと乗れないのなら、乗る前に拒否すべきだった。

飛行機は新幹線と違い出来るはず。乗せといて、マスクマスクと回りに聞こえるように言われたら気分悪いし、YouTubeの動画では、全然威嚇してるように見えない。




たしかに航空会社の対応にも問題はあったのかもしれないが、航空会社は搭乗時のマスク着用を要請しており告知も行っている。さらに、「着用したくない」と言う人には搭乗を断るとの事を明記している。


搭乗時に拒否されただったら、ここまで大騒ぎしなかったのだろうが、機内で大声で騒ぎしたのが事実だとしたら、全面的にこの男性に非が有る。



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飛行機でマスク拒否した男性の名前




9月11日、TBSの「グッとラック」の取材にリモートで出演した飛行機でマスク拒否した男性。その映像の一部が番組で流れたが、この男性が発言中に”Junya Okuno”というアカウントが表示されてしまった。

マスク拒否飛行機名前 (2)
マスク拒否飛行機名前 (1)



他の番組内では「乗客A」と表記されてたけど、この男性が発言中のリモート画面だったので、おそらくこの男性の名前だと思われる。



今回の対応は、乗客がマスク着用拒否を航空会社がそれを許したら、 今度は新型コロナを怖がって、今以上にお客が減る可能性もあった。 機長の権限がそこまであるかどうかは、降ろされた乗客が裁判をおこせば判ることだが、航空会社はそういうリスクを承知のうえで、断固とした対応を取ったのだろう。


現状、世論は断固とした対応を取った機長のほうを応援している。

しかし、たとえ人為的なミスだったとしても、番組内で名前をさらしてしまう行為は、本題とずれており、名前を特定されたことで様々な個人情報まで出回ってしまっている。




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マスク拒否男性の名前を放送したTBSの責任





たとえばテレビ番組の最後に「製作著作 TBS」と出た場合、その番組を製作し番組放送に関する著作権を管理しているのはTBSとなる。


平たく言えば、その番組のVTRを第三者が一般に公開する場合、TBSの許可が必要になるという事。 なので番組の放映権はTBSにあるが、番組内で使用された、著作権が絡んでくると思われるもの(例えば 写真,イラスト,図面,楽譜,楽曲,歌詞,PV,ロゴ,サウンドロゴ,衣装 など) 著作権は番組スタッフが作成したものを除き、殆どの場合それぞれ個別に管理されている。




なので、番組の著作権はTBSにあったとしても、マスク拒否男性の名前を本人が望んでいないのに、勝手に放送したTBSには責任が生じる。




ディレクターが、男性に取材依頼してきているはず。
制作会社は人もお金も時間も限られ、手荒い編集作業をしているので、要望は聞き入れられない可能性はあった。聞き入れさせたつもりでも、守られない恐れもある。過去にテレビ東京が、一般人がYouTubeに載せた「猫が土下座して寝てた」の動画を無断借用して番組で放送していた。



この騒動は、YouTuberがクレームを入れてテレ東は謝罪をしたが、本来、YouTubeという不特定多数が閲覧できるようなサイトに自らの意思で動画を投稿しているから、広く一般に公開したい意思が前提にあるはず。面白い動画を他人に薦めたのが一般人ではなくて、たまたまそれが テレビだった(電波を通して)だけ。




TVの動画をYouYubeに流すのは問題があるのは、番組を見てもらう事でCMを目にする人が増え るため、そこで「広告料」という金銭が発生しているいわば「商品」だから。 但し、TV側も一言番組で利用する 旨、メール等で告知する方が筋も通すのも当然のこと。 「著作権」などたいそうな問題も絡めて言う方もあるが、正直、取材を受けている以上、そういったリスクもあったはずなので、それほど問題ではないと個人的には思う。権利関係の申請、手続きなどはまともにしていないだろうし、TBSのモラルが著しく欠如しているということ以外にどうすることもできない。



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